日米株式市場 1950年から2020年の70年間

 

1950年1月から2020年3月までの約70年間のダウ平均、SP500、日経平均、USD/JPY、金、原油のチャートを比較してみましょう。

 

ダウ平均とSP500は市場が同じこともありほぼ一致しています。

 

日経平均とダウ平均は一致とまでは言わないものの概ね同じ動きに見えますが、日経平均はバブル経済崩壊からまだ立ち直っていないように見えます。

 

は1973年まで続いた固定相場からそれ以降の変動相場へと大きな動きがあり、1995年頃まで円高へ動いています。

 

その後を見ると株価に合わせ上下しながら100円前後で安定しているようです。

 

はダウ平均と逆相関となっています。

 

年単位でみると関係が見えない年もありますが長期で見るときれいな逆相関です。

 

株価の動きと金価格の動きには多少のズレが見られます。

 

原油は上下が激しくて分かりづらいですが、ダウ平均と相関しつつも、オイルショックや国際情勢で変動しているようです。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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※USD/JPYチャートは変動相場となった1971年以降

 

Gold

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原油

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日米株式市場 1987年から1988年

 

1987年10月19日より世界同時株安となりました。

 

ブラックマンデーです。

 

ダウ平均、SP500は約10週間下げ続け、その後少しずつ株価は戻りを見せています。

 

日経平均はバブル経済のためかブラックマンデーの影響から早期に元戻り右肩上がりが続いています。

 

は注目すべき動きをしています。

ブラックマンデー発生時は基準通貨であるドルが買われ、その後一気に円高へ進みダウ平均と日経平均の両方につられ複雑な動きとなっています。

 

はブラックマンデー前後に高値をつけその後はなだらかに下げています。

 

原油はブラックマンデーと同時期に第3時オイルショックがあり大きく価格を上げています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 1989年から1992年

 

1989年まで続いた日本のバブル経済は1989年をピークに崩壊。

 

日経平均はピークから底値まで約130週下げ続けています。

 

日本はブラックマンデーの影響を後回しにし、急激な下落ではなく緩やかに落ちている様にも見えます。

 

俗に言う失われた20年、バブル経済崩壊です。

 

しかしその間ダウ平均、SP500は日本の影響を全くと行っていいほど受けず右肩上がりの上げ相場が続いています。

 

そして興味深いことに、は日経平均の下げと相関してか買われ円高へ進んでいます。

 

はダウ平均と逆相関となっています。

 

原油は湾岸戦争の影響を受け一時期大きく価格を上げ、戦争が落ち着いたら値を戻しています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2001年

 

2001年は日米ともに弱気相場で、9月11日のアメリカ同時多発テロ事件により急落もしています。

 

ダウ平均、SP500、日経平均は大きく下落していますがダウ平均とSP500はその後4ヶ月ほどで急落前に戻しています。

 

日経平均は一年を通して下落しています。

 

は円安へ進んでいます。

 

は強気相場となっており、原油は株式市場と同様に下げ相場となっています。

 

しかしこう並べて改めて見てみると、9月11日のテロ発生前から株が下がり始めてるんですね。 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2002年から2003年

 

2002年4月頃から2003年3月頃までダウ平均、SP500、日経平均は弱気相場が続き、その後大きく戻しています。

 

2002年から2003年は円と金が買われています。

 

原油は株式市場の影響を受けることなく上げ続けています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2008年から2009年

 

リーマンショックです。

 

2008年9月15日にリーマン・ブラザーズが経営破綻し世界同時株安が始まりダウ平均は一日で大きく下落。

 

ダウ平均、SP500、日経平均は10週間ほど下げ続け、その後大きなボラが続いています。

 

その間は買われ、は株式市場と逆相関で大きく値上がりしています。

 

円の動きで気になるのは、リーマンショック発生時には基準通貨であるドルが急激に買われ、その後円高へ向かっているところです。

 

原油は株式市場とほぼ同じ動きとなっています。

 

 

ダウ平均 

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2010年

 

2010年はギリシャショックにより5月頃から世界の株式市場が大きく下落。

 

ダウ平均、SP500、日経平均は約3%ほどの下げました。

 

その間は有事の円と金が買われています。

 

原油は株式市場と同様の動きとなっています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2012年

 

2012年はダウ平均、SP500とも弱気相場となりましたが、日経平均は民主党政権が終わり自民党政権となると大商いとなりました。

 

株高につられは円安へ向かっています。

 

もダウ平均、SP500と変わらず大きな動きはなく、原油は下げ相場となっています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2015年

 

2015年は上海総合指数の暴落、チャイナ・ショックです。

 

ダウ平均、SP500、日経平均は8月頃より急落。

 

そのタイミングでが買われています。

 

金と原油は年間を通して弱気相場となっています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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日米株式市場 2018年から2019年

 

2018年10月頃から2019年1月までダウ平均、SP500、日経平均はほぼ横ばいの弱気相場となりました。

 

その間は有事の円と金が買われています。

 

原油は株式市場と同様のタイミングで上下しています。

 

 

ダウ平均

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SP500

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日経平均

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USD/JPY

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Gold

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原油

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